• テキストサイズ

呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第16章 温もりは海を越えて


眠れないと思っていたが、そのまま恵のベッドで眠ってしまい、恵に申し訳なくなる。
前に一緒に寝るのは嫌だと断られている。

見上げると、本を読む恵がいる。
起こさずに、そのまま寝かせてくれた。

「恵?……おはよ」

こちらを向いた恵に笑顔を向ける。
恵は特に表情を崩さず、くしゃっと髪を撫でた。

「……はよ。さっき五条先生が、"後で話があるから集まってもらう"って言ってたぞ」

「ん、そっか」

少し沈黙が流れた後、どんどんと扉を叩く音が聞こえて、ビクッと肩を跳ねさせる。
声からして、悠仁と野薔薇のようだ。

扉を開けて招き入れると、恵に睨まれてしまった。
"うるさいからやめろ"と言っているようだった。

苦笑しながら片手を上げて、"ごめん"と念を送る。

「じゃあ……悠仁、野薔薇。恵をよろしくね。私は行くね」

1年水入らずで話したいだろう。
私は恵の本音を聞けたから満足だ。

その足で、悟のところへ向かった。

/ 236ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp