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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第15章 交流会


団体戦のルールは――区画内に放たれた2級呪霊を先に払ったチームの勝利。
区画内には3級以下の呪霊も複数放たれており、日没までに決着がつかなかった場合、多く払ったチームの勝利となる。

それ以外は何をしてもいいルール。
相手チームの妨害もあり。
殺したり、怪我を負わせたりしないようにと注意を受けた。

悟は未だにきつく絞められている。

開始時刻は正午からなので、場所を移動してミーティングを始めた。

「あのぉ……これは見方によっては、とてもハードな虐めなのでは?」

遺影の額縁を持たせられた悠仁はとても悲しそうだ。

悠仁は死刑にしたい上層部から隠す為に、悟が手を回していたようだ。
そして、安全なところで交流会までの特訓期間を確保する為だった。

説明されても、1年ズは納得出来ないだろう。
もし憂太がそんなことになったら、私も責めていたと思う。

恵やパンダが悠仁の為に、棘の語彙について説明している。
悠仁はパンダのことも気になるようだが、結局真希が「呪具を返せ」と迫ったせいで説明はなくなる。

「悠仁。出来るだけ1人にならないようにしよっか」

悠仁に近づき、声をかける。
悠仁は上層部に狙われている。
楽巌寺学長は京都校の生徒に、悠仁の暗殺を命じているだろう。

「私が盾になるっていうのもいいと思うけど……そんなことしたら、憂太に怒られちゃうしなぁ」

京都校も迂闊には私に手を出せないだろう。
上層部はわからないが、生徒たちは"現代の異能"を敵にはしたくないはず。

「一色先輩?だっけ?なんで?」

「彼氏が特級だから?」

悠仁は「ふーん」と理解出来ていないが、考えるのをやめたようだ。

とりあえず作戦を組み、団体戦に備えた。

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