第15章 交流会
憂太との電話を終わり、ゆっくりと立ち上がる。
顔を上げることは出来なかった。
「それで……お前ら、結婚したのか?」
突然の東堂の言葉に顔を上げ、首を傾げる。
どうしてわかるのだろう。
まだ結婚したわけではないが……。
「乙骨の残穢がすごいのでな。その指輪だろう?」
「結婚は、してない……憂太、17歳だから……」
首に下げた指輪を指差す東堂に、みんなが頷いた。
やはりみんな視えていたのだろう。
憂太は相当な呪いを込めたようだ。
「特級呪物……」
「言い方……確かにそうね」
加茂さんの言葉に西宮さんが同意する。
憂太がくれた婚約指輪が、特級呪物になってしまった……。
指輪を指で掴み、見つめる。
――憂太が、私を守ってくれている。
「まぁまぁ、憂太と千景の話はそのくらいにしようぜ。これ以上千景を追い詰めると、黙ってないぜ。憂太さんが」
パンダがそう言ってくれて、私の話はなんとか終わりが見えたようだ。
胸を撫で下ろしていると京都校の歌姫先生が来て、すぐに軽快な声が聞こえてきた。