第14章 君に触れて
シャワーを浴びながら拳を握り、憂太の胸に寄りかかる。
下半身が疼きすぎて、辛い。
憂太がいない間、自分でしていなかったので、すごく憂太を求めている。
襲われて満足するわけもないし、それどころか恐怖と嫌悪感でおかしくなりそうだった。
憂太の腕を掴んで引き寄せ、自身の股に挟む。
でも憂太は、何もしてくれなかった。
「憂太ぁ……」
「千景が僕や五条先生以外の男相手でも、普通に話せるようになってからね」
「……知らない人でもいいの?棘とかだったら、憂太とするの、いつになるのぉ……」
海外任務の前は憂太に求められていたのに、今は立場が逆だ。
――憂太も、こんな感じだったのかな……。
「いいよ」
髪の隙間に憂太の指が入り、そのままお湯で濡らして梳く。
シャンプーも身体を洗うのも憂太にされた。
普通に洗う手つきなのに、憂太が触れた場所が熱くなり、ビクビクと反応する。
憂太はずるい。
私が反応してることをわかっているのに、洗うだけ洗って、何もしてくれなかった。
憂太は私を洗い終わると、「先に戻ってて」と私を浴室から出した。
――憂太だってしたいくせに。
憂太が反応していることは気づいていた。