第14章 君に触れて
憂太が眠り、私もまた眠ってしまった。
憂太と一緒にいるのは心地いい。
ドキドキもするけど、今は憂太といるのが1番落ち着く。
目を開けると憂太と目が合った。
既に起きていたが、そのまま胸にいたらしい。
「おはよ」
微笑んだ憂太が額にキスをして起き上がる。
「ん、おはよ。……悟って帰ったの?」
両手を広げて甘える。
憂太は「ふふ」と笑いながら起こしてくれた。
「うん、帰ったよ。千景は僕とケニアを堪能して帰ってね」
ここはケニアなのか。
悟に連れられるまま来たから、アフリカってことしかわからなかった。
恐らくこのホテルは高級だと思う。
トイレは水洗で清潔、部屋自体ととても綺麗だ。
「でも、外を歩く時は僕から離れないでね。結構、治安悪いみたいだから」
短く返事をしながら唇を触れさせ、角度を変える。
お互いの舌が深くまで届くように。
何度も角度を変えながら舌を絡ませていると、飲み込めなくなった唾液を奪い取るように憂太は離れていった。
そのまま脱力し、憂太に体重を預ける。
――もっと深くまで触れて欲しい。
私の奥の奥まで暴いて……。
「気持ちよくなっちゃった?大丈夫?」
「……大丈夫じゃない。憂太、欲しい」
髪を撫でながら抱き締める憂太の腕は優しくて、それだけで溶けてしまいそう。
身体の奥が熱い。
「シャワー浴びよっか」
ベッドの上で服を脱がせられて、憂太も裸になる。
甘えていると、抱えられて浴室に向かった。