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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第13章 血が生む傷


今日、恵たちに会いに来たのは、京都姉妹校交流会に出てもらう為だ。
2.3年メインのイベントだが、その3年が停学中で出られない。

パンダが交流会について、1年たちに説明し始めた。
東京校と京都校の学長が提案した勝負方法を2日かけて行う。
初日が団体戦、2日目が個人戦となる。

「殺す以外なら何してもいい、呪術合戦だ」

「逆に殺されないよう、みっちり扱いてやるぞ」

「私は戦力外だから、よろしくね」

何気なく言葉を発したら、1年の女の子以外にめちゃくちゃツッコまれた。
「準1級がなに言ってんだ」って……。

私はそんなに体術に自身があるわけじゃないし、術式もアタッカーよりもサポート向き。
もちろん、相手に何もさせず戦闘不能には出来るが、正直交流会では通用しないだろう。

1年の女の子――釘崎野薔薇は、「人手不足の呪術師に交流会をする暇があるのか」と問われる。
秋になると呪いの発生も落ち着いていき、交流会を開催する頃には、暇とまではいかないが、駆り出されることはあまりなくなるだろう。

「で、やるだろ?仲間が死んだんだもんな」

「「やる!私は/俺は――強くなるんだ。その為ならなんだってやる」」

――すごくいい顔してるなぁ。
声を合わせて気合いを見せた1年ズ。
私は去年、憂太が出るって聞いただけでも不安だったのに。

「でも、扱きも交流会も意味がないと思ったら、即やめるから」

「同じく」

生意気な後輩って、可愛いよね。
やめられたら困るけど。
1年に出てもらわないと、人数が足りない。

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