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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第13章 血が生む傷


その後、1年たちと特訓の日々を送り、交流会打ち合わせの日となった。
真希は1年たちをパシリに使い、私たちは不安になる。

悟がいない間に特級案件に1年の派遣を、上層部が仕組んだかもしれない。
特級呪物を飲み込んだ少年――虎杖悠仁を処分する為に。

元々処刑対象だった彼を、悟は憂太の時のように、実質無期限の猶予を与えた。

京都の学長に加え、虎杖悠仁の処分の任務を受けた生徒たちがここに来ているかもしれない。
今、1年を守れるのは私たちだけだろう。

「あいつら、嫌がらせ大好きじゃん?東堂と真衣」

対象の虎杖悠仁は亡くなったが、嫌がらせをする為に1年に会う可能性がある。
虎杖悠仁と関わった恵と野薔薇を……。

急いで自販機がある場所に向かう。

「棘、千景!一緒に東堂を押さえるぞ!真希は野薔薇を頼んだ!」

恵の呪力を辿り、自販機の近くの建物に急ぐ。
野薔薇は自販機のところで、真衣といるようだ。

「動くな」

棘が呪言を使い、東堂の動きを止める。

「なに、やってんのぉ!!」

パンダが上から拳を叩きつけた。
東堂はパンダの拳を受け、滑りながら後退した。

すぐに自身の影を縄のように伸ばし、東堂の影を拘束した。

「恵!大丈夫?!」

恵は頭から大量の血を流しているが、意識はしっかりあるようだ。
――よかった。

「一色、離せ。帰る」

東堂は落ち着いたようなので、拘束を解いた。

「乙骨に伝えとけ。"お前も出ろ"と」

パンダたちは面倒臭いようで、知らぬフリをする。

「それを伝えるくらいなら、"会いたい"って言うよ」

憂太が海外に行ってから私は一度も、会いたいとは言っていない。
憂太の負担になるから。
一応、喧嘩中だしね。

東堂は上着を探しながら帰っていった。

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