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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第12章 新しい波のなかで


「ん……ゆうたぁ……」

寝惚けて僕を彼氏と間違えてる生徒を揶揄った。
どうせ、覚えてないだろう。

1番にして欲しいと言う千景の唇に指を這わせる。
ふにふにと軽く押して離した。

「僕に言ってどうすんの」

深い眠りに落ちた千景の額を軽く押しながら問いかける。
その指を掴み、幸せそうな顔をしていた。

お互いがお互いを想いすぎて、すれ違っているだけだろう。
匿うことはしても、僕は他に何もしない。
2人なら大丈夫。

憂太も無理に会おうとしてないみたいだし、千景が安全なところにいれば、憂太は安心出来るのだろう。

眠っているはずなのに、僕をきつく抱き締める千景の体温や柔らかさを感じる。

髪を撫でながらスマホを開いた。
硝子に朝イチで僕の部屋に来るようメッセージを送り、窓の外が明るくなってきた頃、眠りについた。

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