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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第10章 百鬼夜行


憂太のすぐ隣に椅子を移動させて座る。
そこから教室の窓の外を見ていた。

憂太は椅子をグラグラとさせ、考え事をしているようだ。

その時、バンッと教室の扉が開き、2人で肩を震わせる。
窓から目線を移し扉の方を向くと、真希がいた。

夕日が照らす白の学ランの憂太が眩しい。
私や真希は私服だが、憂太は制服を着ていた。

「聞けよ。気になってんだろ。――なんで私が落ちこぼれか」

「うん」と答えた憂太を見て、私は席を外そうとした。
真希のことはなんとなく知っている。
だけど、憂太に話そうとしているのに、私も聞くのはなんだか気が引けた。

「千景、お前も聞けよ。そんでお前も、隠してることあるだろ」

真希に止められ、上げた腰をまた下ろした。
"隠してること"とは、恵とのことだろうか。

真希や棘、パンダのことは信頼している。
だったら、話してもいいだろう。
いつまでも隠しておくことではない。

頷いて、真希の目を見た。

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