第2章 任務-1
虎杖「そっか・・・・」
「まぁ、この夏油さんの話は一旦切り離して考えてね。ここまででいくつかわかったことがあるね。
一度整理しよう。
①犯人とされている「佐伯 恒一(さえき こういち)」は
メイド喫茶で働いていた
②そこに客として僧侶のような服を着た男、おそらく「夏油傑」。そして配信者の男「田口 健太(たぐち けんた)」が通うようになった。
③その後、不審なことが相次いだ。
確認できているものは次の3つ。
1。常連客が急にぱたりと来なくなった
2。近隣のビルで火災が発生
3。別のフロアでは行方不明者が出た。
これを並べると1の常連客も行方不明になっている可能性が高いと思う。
④佐伯の供述では「夏油傑」に接触をしてから数日間体調不良が続いた。
最初は頭痛に悩まされ、不眠が続いた。
そのうちイライラすることが多くなり、おそらく精神不安定だったと思われる。
そして、数日後自分にしか認識できない雑音のようなものが聞こえたと言っている。
そして、事件の朝、起きたことは覚えているが、その後の記憶がない・・・・・。
こんな感じかな。」
伏黒「ですね。少し気になる動画を見つけたんですが、みてください。過去の投稿です。」
虎杖「ん?動画・・・?」
伏黒「そうだ。8年前のショッピングモールで起こった事件の一部始終をとらえている動画だ。そしてみてください。時間がたったとはいえ、インプレッション数。そして、拡散数。」
「うわぁ・・・・コメントも過激なものがおおいねぇ。これがどうかしたの?」
伏黒「憶測でしかありませんが、同じ動画が、配信者、田口の投稿履歴の中から確認できます。つまり、ハンドルネームはちがうけど、この動画を撮影したのは田口なんじゃないかと」
「たしかに。そう考えるのが自然だね。でもまって、そうなってくると、、、、」
嫌な憶測が次々と。
点と点が線になっていく。
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