第2章 任務-1
(私に与えられている時間は20分・・・・。)
そもそも・・・
一般的に「死刑囚」との面会が許されているのは主に
①親族(家族)
②弁護士
③特別に許可された人
とされている。
今回、蘆屋と五条は「③」に該当する。
拘置所の面会は一般的に1回あたり15〜30分程度。
死刑囚だとさらに厳しくなることが多く、交渉の結果20分を得た。
延長戦はなし。
例外的に弁護士との接見や特別な事情がある場合を除く。
だが今回はそうではない。
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(時間がない)
「それでは・・・-/男「あんた先生なんだってね?ここは先生が来る場所じゃないですよ。・・・・それと。野郎とは話したくない。」
五条「塀の中でもお口は達者なご様子で。ま、僕は付き添いなので~~~」
軽くひらひらと手をふり、部屋を出る五条先生。
ドアが閉まるや否や・・・
男「・・・・何を聞きたいんですか。」
「・・・・意外と話してくれるものなんですね。」
男「話しても、話さなくても話の結末は変わらないから。
だけど、これだけは先に言わせてください。
俺はやってない。
・・・まぁ、もういんですけどね。」
「・・・・・・。私が結末を変えられるかはわかりませんが、あなたにしか聞けないことがたくさんあるんです。だから-」
蘆屋は、男が事件を起こす直前の動向について。
見覚えのあるという当時の重要参考人について。
そして、かかわりを持った経緯。
それから、写真にはないものの、その男と一緒にいた男が髪が長く、細めの、長身の男だったという情報を得た。
刑務官「お時間です。」
「・・・!まってください。まだ聞きたいことが!」
男「・・・・。」
刑務官が近寄り、男を連れていく。
あまりにも短すぎる面会時間だった。
「そ、その男の人ってもしかして・・・・!」
返事はなかった。
連れていかれる彼の背中を終えたのも数秒。
刑務「・・・・では、失礼します。」
「・・・・。んん、、」
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