第2章 任務-1
~埼玉県警(ロビー)~
「~~~・・・というわけで。彼に会いたいのですが。」
警察A「そういわれましてもね~・・・。」
ここは埼玉県警。
最近の様子については伏黒くん、虎杖くんが聞き込み調査をしてくれているから、私は、廃ショッピングモールで起きた過去の事件について調べている。
どうしても、事件を起こした本人から話を聞きたいんだけど・・・。
警察B「・・・・ここだけの話。例の8年前の事件から死刑判決がくだったっていうのに、まだやってないと言い張っているんだよ。記憶がないんだと。」
警察A「余計なことを言わなくていいんだよ・・・。」
警察B「会わせるのは難しいが話ぐらいならな・・・・。」
「そうですか、では、その話を聞かせてください。」
警察官の話ではこうだ。
8年前、某ショッピングモールで通り魔殺人が起こった。
その犯人は当時32歳だった男性。
フードコートで刃物を振り回し、大人から子供まで、関係なく傷つけてしまい、重傷者3名、軽症者12名、死者・・・・4人。
悲惨な現場だったらしい。
彼は錯乱状態のようだったが、検査結果、薬物反応はなし。
拘束後、しばらくして落ち着いたらしいが、
その後の取り調べでは、
「やっていない」「覚えていない」「記憶がない」
とのこと。
当時警察官の間では「操られていたのでは」という話も一時あったが、どう考えても物的証拠、目撃証言が多すぎたため、世間の注目も浴びすぎた末、彼は裁判で正式に死刑囚となった。
そして、昨今のSNS時代の情報網で、どこから漏れたのか、10年ほど前にも同じような事件があったことが発覚し、ショッピングモールは閉鎖せざるを得なかった。
「うーーーーん。やっぱり本人に会わないとわからないなぁ・・・・」
警察官に「会わせられない」と言われたものの、あきらめきれず・・・・
「あっ!!ていうか、埼玉県の死刑囚なら、東京か・・・。」
そう、一般的な収容所とは違い、「死刑囚」は法務省管轄の刑務所に収容されており、代表的な場所でいうと
・東京拘置所
・大阪拘置所
・名古屋拘置所
・福岡拘置所
・仙台拘置所
・札幌拘置所
ここらあたりが死刑確定後も収容される場所。
そして刑が執行される場所と言われている。