第8章 共鳴する心
「っ!……つぅ……紫音、あかんて……」
いきなり起き上がった宗四郎は私を腰から降ろし、膝の上に置いて、肩を掴む指に力を込める。
――どうしてダメなの?
何も喋らず、宗四郎を見つめた。
汗をかいて、痛みに喘いでいる。
あまりにも痛そうで、頬に手を添えて髪を撫でた。
ゆっくり何度も撫でて引き寄せ、後頭部をぽんぽんと優しく叩く。
「ごめんなさい。悪化、してないかな……?」
「ん、大丈夫やろ。……紫音、あん時は無理やり挿れてもうたけど、生はあかん。それにまだ、痛いやろ?」
胸に顔をつけながら背中に手を回して、しがみつくように抱き締められた。
「……ちょい、落ち着こか」
胸のところの服を食み、笑う。
恐らく、痛いほどに鳴っている鼓動が聞こえているのだろう。
ねぇ宗四郎、あの時から私……他に何もいらないくらいに、あなたが好き。
ゆっくり身体を離していくと、腕を離してくれる。
ベッドから降りて、宗四郎の太腿に手をついた。
「ちょっと待ってね。今、気持ちよくしてあげる」
「……ん、して?」
少し迷った宗四郎は私の頬に触れて、引き寄せるように引いていった。