【ヒロアカ】名前のない関係の終わらせ方【爆豪勝己】
第6章 4
透も期待をしていた。押し倒されるまま、爆豪の耳元にキスをする。
耳に唇が触れた瞬間、爆豪の体がピクリと震える。
「っ——」
堪えきれず、首筋に噛みつくようにキスを落とした。鎖骨まで舌を這わせ、歯を立てる。
爆豪からの愛撫を受け入れながら、透も爆豪の下半身のそれに手を伸ばす。
触れられた瞬間、腰がびくんと跳ねる。首から顔を離して、熱に浮かされた目で見下ろした。
「っ——早ぇよ……」
そう言いながらも拒まない。むしろ自分から腰を押し付けるように動いた。スウェット越しでも硬くなっているのが分かる。
透の手が、ゆっくりとスウェット越しに撫であげ、擦る。獲物を狙うかのように、爆豪の表情を観察して、気持ち良いところを探る。
下唇を噛んで声を殺す——が、「ん」と小さく漏れた。先端を親指で擦られた時、明確に腹筋が収縮した。
「そこ……っ、」
透に主導権を握られていることが悔しいのか、耳が赤く染まっている。
「ここ…気持ちいの?」
吐息混じりに透が囁く。
顔を背ける。返事の代わりに腿が微かに震えていた。
透はするりとウエストから手を入れて、熱に直で触る。
爆豪から熱い吐息が零れた。直に触れられて、もう隠しようがない。完全に勃ち上がっている。
「は——っ……」
シーツを掻くように掴み、透から目を逸らしたまま。だが体は正直で、逃げるどころか透の掌に押し当てるように揺れていた。
(素直だ…)
フッと笑う。
「…可愛い。」
がばっと頭を上げる。顔が真っ赤。
「可愛いとか言ってんじゃねぇ——っ!」
言いかけた口が途切れた。裏筋を指先でなぞられて。声にならない息だけが喉から零れ落ちる。
透は体を起こし、爆豪を押し倒して上になる。そうして掌全体を使って、滾りを嬲る。
仰向けのまま、透に見下される。手全体で包まれて上下される感覚に、もう抗えない。
「くっ……ぁ、」
普段の威勢はどこへやら、眉を寄せて快楽に耐える表情はひどく無防備だった。先走りが指の間を濡らし、卑猥な水音が静かな寝室に響く。