• テキストサイズ

【ヒロアカ】名前のない関係の終わらせ方【爆豪勝己】

第7章 5





看護師たちの悲鳴に近い怒声が、静まり返った廊下を切り裂いた。

「――いない! 302号室の水無月さんがいません!」

「まだ一人で歩ける状態じゃないはずよ! 非常階段のカメラを確認して!」


開いたままのドアから飛び込んできたその声に、爆豪の思考が一瞬で凍りつく。

透の病室へ確認に向かった轟が戻ってくると、その顔はさらに険しさを増していた。

「……病院の裏口から外へ出た形跡がある。個性の名残があった。無理やり自分の身体を操って、抜け出したらしい。」

爆豪は、傷口の激痛を無視してベッドから這い出した。点滴のチューブを引きちぎり、シーツを蹴り飛ばす。

「あいつ……勝手に終わらせるつもりかよ、ふざけんな……!」

「爆豪、待て! お前の傷もまだ……」

「どけ! あのクソ女、逃げるつもりだ……! 絶対逃さねぇ……!」


轟の制止を振り切り、爆豪は夕闇が迫る中を、執念に突き動かされるように飛び出して行った。



/ 106ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp