【ヒロアカ】名前のない関係の終わらせ方【爆豪勝己】
第2章 2
最後のベーコンを口に放り込み、立ち上がって皿を流しに持っていく。
「ごちそーさん。——つかここ、調味料の配置変えんなよ前来た時と違って探しただろうが。」
「あーまじ。変わってた?ごめん」
目を合わせずに軽く言う。
水を出しながら。
「醤油が右から左になってた。」
細かい。しかし爆豪の料理の手際を考えれば、使う頻度の高い調味料の場所が変わると地味にストレスなのだろう。
皿を洗い終えて手を拭く。ふと透を見た。目を合わせない横顔。
「今日ヒマか。」
やっと顔を上げる。
「暇…かも」
爆豪が上着を手に取りながら、玄関に向かう。
「買い物行くぞ。日用品切らしてんだ。」
「しゃーなし、荷物持ちなるか」
振り返って睨む。
「荷物持ちじゃねぇ。てめぇも買うもんあんだろ。」
「??」
無頓着な透にはわからない
こめかみに青筋が浮いた。
「シャンプーとか洗剤とかあんだろうが!生活力ゼロか!」
寝耳に水。透はぱちぱちと瞬きした。実際この部屋の消耗品が底をつきかけていることを、なぜか爆豪のほうがよく知っていた。
「忘れてた。」
爆豪の深いため息。
「行くぞ。」