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色彩を拒んだ瞳に、最強の影を

第6章 つかの間の休日


無理やり鏡の前に立たされた私は、そこに映る自分を、まるで他人のように眺めた。

色素の薄い、さらさらとした髪。それは手入れなどされていないのに、窓から差し込む光を透かして、銀色に近い光沢を放っている。

陶器のように白い肌は、返り血を浴びる戦場には不釣り合いなほど滑らかで、血色の薄い唇が、彼女の感情の起伏のなさを強調していた。

どこか遠くを見ているような、静かな瞳。

「……やっぱり、#NAME1は少し整えるだけで見違えるわね。まるで、古い物語に出てくる、意志を持った人形みたい」

ペトラがうっとりと呟きながら、私の髪に淡い色のリボンを編み込んでいく。

私自身は、鏡の中の綺麗な娘が「死を待つ兵士」であることに、耐え難い不快感を覚えていた。
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