第1章 俺だけの先輩【アルハイゼン】
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「………お久しぶりです」
もうすでにいた4人の中に入るのはとても勇気がいる。
皆しっかり時間前に来るだなんて。
しかも、この4人は目立つのだ。
ドキドキしながらも話しかけたら、思ったよりも明るく迎え入れられた。
「おお!ユメコ先輩じゃないか!
卒業してからティナリから話しは聞いていたけど
話すのは本当に卒業式振りじゃないですか?」
「カーヴェ、久しぶり」
そう声を掛けてきたのはカーヴェだった。
カーヴェと出会ったのも、私がたまたま森にいた時だった。
あの時も、今の様に家のデザインを書いていた気がする。
「大マハマトラ様、初めまして、ユメコです」
「初めまして、ただここは教令院じゃない。
ティナリから話しは聞いている、セノと呼んでくれ」
「……ユメコ先輩、お久しぶりです」
「アルハイゼン…久しぶり」
大マハマトラに挨拶はとても緊張する。
特に何も悪い事をしたわけでは無いのにだ。
そしてアルハイゼンとの挨拶はかなりギクシャクしている。
というか、アルハイゼンが私を覚えているのが意外だった。
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