異世界転生悪役令嬢だと思ったら、本当の悪女はヒロインだった
第23章 公開断罪 後編
そこに貼られていたのは、一枚の告知だった。
『本日午後、王太子殿下による特別聴取を行う』
場所:学院大講堂
対象:エミリア・ヴァレンシュタイン
「……あら」
私は小さく呟いた。
どうやら――思ったより大きな舞台になったらしい。
周囲の生徒たちがざわつく。
「え、エミリア様?」
「王太子殿下が?」
「昨日の件がそんな大事に?」
私は静かに息を吐いた。
レオンハルト様の後は皇太子殿下を出したか…リリアーナ様は必死だねー。
私は心の中で呟いた。
そのとき――後ろから落ち着いた声がした。
「予想より二手ほど早いですね」
振り向く。
そこに立っていたのは、眼鏡の青年。
ノア・アルケイン。
学院でも有名な頭脳派。
そして私にとっては、少しだけ厄介な――先輩だ。