後宮は恋愛する暇はありません!なのに皇帝がやたら近い件!
第19章 皇后と四妃との対面 後編
その笑みを見て、四妃は理解する。
この娘は、ただの女官では終わらない。
碧麗は思う。
使える……
紅蘭は思う。
面白い玩具……
玄珠は思う。
危うい子ね……
白宝は思う。
友達になりたい!
そして皇后瑠華だけが知っていた。
……やはり、あの方の目は間違っていない
琳はまだ知らない。
この茶会に呼ばれた瞬間から――
彼女はすでに後宮という物語の上の最重要人物の1人になったことを。
そして同時に。登場人物でありながら、物語を動かす存在になる可能性を、誰よりも強く秘めていることを。
庭の柳が、風に揺れた。
その影の中で、五人の女たちは同じことを考えていた。
この娘は――どこまで使えるのか。