第11章 思い出すのは*❤️
医師から説明があった半年が近づく頃、は体調を崩す日が増えていた。少しずつできないことも増えてきた。病室も個室に変わって面会時間も増えた。少しでもと一緒に過ごしたかった俺は時間を見つけては通った。
2人でベッドに腰掛けて窓の外を眺める。
「…ねえ」
「ん?」
「今日は静かだね」
「風ないし晴れてるからね」
「外じゃなくて。ジェシーが」
「俺だって静かな日あるよ?」
「知らなかった。いつも喋ってるじゃん」
「それはに笑ってほしかったから」
そう言ったら少しだけ笑ってくれた。
「ねえ、ジェシー。私がいなくなったらさ」
「はい、その話禁止ー」
「まだ最後まで言ってない」
「でもダメー」
じっと俺を見つめて抗議してきた。その後、肩に頭を預けてきて震える声で言う。の服に涙が落ちて滲んで広がってくのが見えた。