• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第4章 アフレッタンドに駆り立てられる【もう一度〜死滅回游について】



8.参加または点取得後、19日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。



「また……人を殺さないといけないのか」

 これが、【死滅回游】が殺し合いを強要する最大のポイント。

 術師五点、非術師一点――仮にルール変更を求めなくても、自分が死なないためには点を得るしかなく、そのためには他の泳者を殺さなければならない。

「いや……いくつか考えがある」

 そう、伏黒が呟いた。

 一通り【死滅回游】の情報を検め、真希が「よし」と一堂へ視線を向ける。

「とりあえず情報は整理できたな。あとはそれぞれの役割。由基さんと脹相は ここに残って天元様の護衛。あたしはまず禪院家に戻って呪具の回収」

 五条が封印されて間もなく、高専の忌庫の呪具は加茂家と禪院家が持ち出して空(から)の状態。

「だが、恵が禪院家の当主になった」

「お⁉」

「後で説明する」

 初耳だと伏黒を振り返れば、渋い表情でそう言った。

「星也さんと詞織は知ってたの?」

「その場にいたし」

「僕も、悠仁と陸橋で会う前に、恵から【死滅回游】の件も含めて聞いていたよ」

 知らなかったのは自分だけか。

 そこで ふと、あの金髪の男――禪院 直哉に殺気立つ星也を思い出す。伏黒が当主になったことを知っていたから、あの男の思惑を察することができたのか。

「けど、おかげで禪院家の忌庫は漁り放題……その前に、星也さん」

「分かってる。今のこの状況で、丸腰で禪院家に行くのは危険だ。神ノ原一門にも忌庫はある。一門の壊滅で一度 没収されたから それほど多くはないし、君の気に入るものがあるかは分からないけどね。好きなものを持って行くといい」

 ありがとう、と真希が星也から忌庫の鍵を受け取る。
/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp