第4章 アフレッタンドに駆り立てられる【もう一度〜死滅回游について】
4.泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
5.点とは、管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命を懸けられた価値を指し、原則 術師5点、非術師1点とする。
「天元さま、さっきから気になってたんだけど、この管理者って何? 羂索じゃないのは聞いたけど……」
『各泳者に一体ずつ憑く式神――コガネ。だがコガネも、正確に言えば管理者ではなく窓口だ。管理者は【死滅回游】のプログラムそのものと思った方がいい』
詞織の質問に対する天元の答えに「ナルホド?」と頷くも、虎杖にはややこしくて、どうにも呑み込むことができなかった。
6.泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則(ルール)を一つ追加できる。
「『追加』……か」
九十九がポツリと呟く。
「『追加』ってわざわざ言ってるわけだし、ルールの上書きは当然できないよね」
「すでに存在しているルールを消すのも無理だろうな」
「遠回しに否定ならいけるかもしれませんね」
詞織、星也、伏黒に、虎杖も「ムム」唸るしかなかった。
7.管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項による総則追加を認めなければならない。
「これ、アリか?」
脹相の言葉に真希が「だよなぁ」と零す。
「判断基準があっち任せすぎる」
ルールを追加しようとしても、管理者側は難癖をつけて いくらでも拒否することができてしまい、こちらが不利だ。
しかし、天元は『いや』と真希の考えを否定する。
『ある程度は公平なはずだ。すでに泳者にここまでの総則を強いているんだ。呪術的に、これ以上 羂索に利益が偏ることはない』