• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第13章 戻らないプラーチド【東京第2結界】


「誰だオマエは⁉︎」

「君たち程度に名乗る名は持たない。それより、『弱いヤツは強いヤツから搾取されるしかない』、だったか? だったら――……」


 ――僕がお前たちから搾取してもいいってことだよね。


 瞬間、四人の顔が青ざめる。

「――やれ!」

「お願い!」

 四人のうち、二人は式神使いだったらしい。人頭を持つ蛇と顔のないマネキンのような人型の式神が襲ってくる。

 首をしならせて噛みついてくる蛇型の式神と、拳や蹴りを放ってくる人型の式神の攻撃を、後退しながらも軽く上半身を捻りながら躱した。

 そして、カウンターで蛇型の式神の顎を蹴り上げて砕き、人型の式神の腹に回し蹴りを叩き込む。

 二体の式神が怯んだ隙に頭を踏みつけて跳躍し、式神の主人である二人の泳者に迫り、手に呪力を込めて首を捻り上げた。

 ゴキッと耳を塞ぎたくなるほどの鈍い音と共に、二人が絶命する。


『10点が追加されました』


 コガネのアナウンスと同時に二人の式神も消失した。

「壱岐! 三葉!」

「おい、コイツ……術式も使ってねぇぞ……! くそっ‼︎」

 一人が拳を構え、呪力を練る。

「やめろ、仁科! 逃げるぞ‼︎」

「うるせぇっ! 死ね――――ッ‼︎」

 拳に込められた呪力がバチバチッと爆ぜ、炎の弾丸として打ち出される。

 星也は呪具である【天枢】を取り出し、伸ばすことをせず先端で弾丸を絡め取り、自分の呪力を乗せて軽く打ち返した。


 ――ボォンッ‼︎


 顔面へ直撃を受けた男が軽く後方に弾け飛んだ。


『5点が追加されました』


【天枢】に呪力の刃を添わせ、切っ先を最後の一人に向ける。
/ 340ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp