夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】
第11章 アディラートに奮い立つ【東京第1結界】
「式神はまだ出せるのかなぁ? どうあれ、俺は足下に気をつけながら、君が自重で潰れるまで重さを足し続ける!」
紙――また自動車の契約書か?
だが――……。
「抜けてるんじゃないか? 未完成でも【領域】は【領域】」
――上も……影だ‼
レジィの頭上から巨体――【満象】が圧し掛かった。レジィが呪力を全身に纏い、全力で受け止める。
「どっちが先に潰れるかな⁉ レジィ‼」
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一般的に、人間は五~六Gで失神すると言われている。
2.4トン――伏黒の体重を六十キログラムとすると、今 彼には四十Gの負荷がかかっている。
高いGにより血液が下肢に集中し、脳が虚血状態になるのを防ぐため、伏黒は姿勢を低く、下半身を重点的に 全身を呪力で強化した。
対して、レジィに圧し掛かる【満象】――アフリカ象の体重は生体で三~六トン。
【領域】による術式精度の上昇で、【満象】は その重さをリアルに再現しており、受け止めたレジィの右腓骨(ひこつ)と踵骨(しょうこつ)にはヒビが入っている。
両者共に、一秒後には――圧殺されていてもおかしくない状況にある‼
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