第13章 誕生日編
「嬉しいに決まってるよ、こんな素敵なプレゼント。親以外にケーキなんて作ってもらったことないよ……うう。ほんとにありがとう。早く食べよう、私たくさん食べる! あっでも切るのもったいない、待って写真写真――」
さっきこっそり鏡の前でネックレスをつけてる写真も撮ったが、このケーキも勿論ばっちり収めたい。
彼が嬉しそうに笑っている中、思う存分撮り終えたあなたは満足し、いよいよテーブルについた。
コーヒーもいれて、二人で温かい部屋の中でお祝いの時間だ。
さらにびっくりしたのが、ヴィクトルが短い歌を歌ってくれたことだった。
ハッピバースデーと彼の美声が響き、この人はいったいどれだけ自分のことを想ってくれてるのか、幸せに埋もれそうだった。
「ありがとう、ヴィクトル。超愛してる!!」
「はは、俺も愛してるよ。ものすごくね。名無しちゃんだけ」
隣に座った彼にちゅっとキスをされて、もう一度見つめ合って唇を重ねた。
あなたの誕生日は、本当に忘れられない、特別でとびきり素敵な一日となった。