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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第10章 彼の同僚


「ありがとうございます、マックスさん。なんとなく伝わります。でもヴィクトルに格好悪いとこなんてあります⋯?」
「いや今見たばっかりでしょ。幻滅しないの? 細かい男だなぁってさ」
「いえいえ、そんなことないですよ。ちょっと可愛いなって⋯⋯思っちゃいましたね。すごくレアな姿ですし」

それに彼にそう呼ばれるのは親愛を感じてとても嬉しいことなのだ。
あなたはそう明かし、だらしなく頬を緩めてしまった。

一体初めて会った人に何の話をしてるのかという感じだが、ヴィクトルの周囲の人は最初からオープンな人が多いから触発されたのかもしれない。

自分はもともと引っ込み思案だけれど、ちょっぴり仲間に入れてもらえたことが喜びにも感じていた。

「あぁ名無しちゃん、君は俺の弱い部分まで受け入れてくれるなんて、なんて心の温かな女性なんだ。愛してるよ」
「えっ、ええ! なな、な、どうしたのいきなり!」

あなたは赤面し固まってしまう。人目もかまわず隣で瞳を柔らかく細め、頭を撫でられてしまった。

彼は友人の前でもこんな風にさらっと愛情表現をするのだと、衝撃を受ける。

もちろん嬉しい。でも反面変に思われてないかと周りを伺うと、同僚たちも慣れたのか生温かい目で見守ってくれている。
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