第12章 ※イタリアの空は、君を諦めない【REBORN ディーノ】
深夜、柔らかな静寂に包まれている寝室では唐突に跳ね起きた。
「は、ぁ……っ! いや!……やめて……ッ!!」
全身を嫌な汗が伝う。
あの冷たい地下室と、自分を犯す男たちの歪んだ笑い顔が焼き付いて離れない。
荒い呼吸を繰り返しながら周囲を見渡せば、そこはディーノが用意してくれた清潔で広々とした屋敷の一室だった。
「………ゆ、め…………」
シーツを強く握りしめ、は震える呼気を吐き出した。
ここは安全だ。
もう鎖の音も、男たちの罵声も聞こえない。
安堵から再び目を閉じ眠りに就こうとするが、数日間、休む間もなく蹂躙され続けた肉体は、の意志とは裏腹に呪わしい熱を帯び始めていた。
(……なんで、疼くの……。あんなに、あんなに嫌だったのに……っ)
ナカを掻き回され、執拗に突かれていた場所が、疼くように脈打つ。
男たちの質量を無理やり受け入れ続け、絶頂を強制され続けた身体は無慈悲にもその刺激を記憶してしまっていた。
震える指が、バスローブの隙間から自身の秘所へと伸びる。
「ん、ぁ……っ、ふ……うぅ……っ」
愛撫とも呼べない、縋るような動き。
だが、少し触れただけで、身体は待っていましたとばかりに卑猥な蜜を溢れさせた。
(最低だ……。あいつらにあんなに注ぎ込まれて、嫌だったのに…身体はあいつらの玩具にされちゃった……)
自分の意志で動かしているはずの指が、男たちの荒々しいピストンをなぞるように動く。
ナカの粘膜がヒクつき、あの嫌悪すべき剛直を求めて空ろに蠢く。
「……っ、ん、んんぅぅーーーッ!!」
数回指を動かしただけで身体はあっけなく跳ね、絶頂の波に飲み込まれた。
自嘲と屈辱が混じり合った、虚しい絶頂。
「……っ、ふ、ぅ……ひぐ……ッ」
指先に絡みつく自身の熱い蜜が、地下室で注がれた男たちの精液のように感じられては声を殺して泣いた。
心が拒絶しても、身体は男を欲しがる「性奴隷」へと作り替えられてしまったのではないか。
その恐怖と悲しみに胸を締め付けられながら、涙に濡れたまま再び深い眠りの底へと沈んでいったーー。