禪院家の落ちこぼれシリーズ 【R18】クロスオーバー
第14章 へなちょこな彼は彼女を愛したい 【REBORN ディーノ】
「……ごめん。助けに来るのが遅くなって、本当にごめん……!」
恐怖と快楽の残滓でガタガタと震え喘ぐいのりを、ディーノは決して離さないという意志を込めて強く抱きしめると、用意させた車へと乗り込んだ。
ホテルに着くまでの間一度も腕を緩めることはなかった。
ホテルのスイートルームに着き、ディーノは彼女を抱えたままバスルームへと運んだ。
「……体を綺麗にしておいで。外で待ってるから」
大理石の床にそっと彼女を下ろし上着を整えてやるが、いのりはその手を離さなかった。
指が白くなるほど強く、彼のシャツの袖を掴んで離さない。
「嫌……っ。一人に、しないで……行かないで……っ」
「いのり。……今の君といるのは、流石の俺でも理性が持たないんだ。頼むから、一度離れてくれ」
ディーノの声は掠れていた。
上着から覗く彼女の白い肌には縄の痕が生々しく残り、男たちに汚された白濁した液がまだこびりついている。
その痛々しくも酷く煽情的な姿に、本来なら大切に守るべき相手に雄としての本能が暴れ出そうとしていた。
「……いやっ、……離れ、たくない…です」
いのりは首を振った。
涙で濡れた瞳でディーノを見上げ、縋るように言葉を紡ぐ。
「……ディーノさんに、なら……何されても、いいです。………全部、上書きしてほしいの……っ」
その言葉が、ディーノの理性を繋ぎ止めていた最後の一線を鮮やかに断ち切った。
「……後悔しても、止められないぞ」
低く、獣のような熱を孕んだ声。
ディーノは彼女の言葉を遮るように、深くその唇を奪った。
「ん……っ、……ふ、あ……」
舌が絡み合い、互いの唾液が混じり合う。
一度唇を離すと、ディーノは至近距離で彼女の瞳をじっと見つめた。