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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第24章 憧れと二次会


ソファから立ち上がり、落ち着かずに部屋を歩く
とりあえず、深夜も深夜だし、寝るかな?布団敷いとこうかな

帰るつもりだったのに、酔って引き止めたのは自分
急に恥ずかしさが込み上げる
酔った勢いで甘えたとか……最悪じゃない?
悟は優しいから何も言わないけど

困ってたかもしれない

その可能性に気づいた瞬間、胸がきゅっと縮んで
自己嫌悪タイムに入る

紅海はソファに座り直し、背筋を伸ばす
まるで面接を待つ人みたいに
「……ちゃんと謝ろ」
小さく呟いた

その時、浴室の水音が止まる
ドアの向こうでタオルを使う気配
心拍数が上がる
なんで緊張してるの私…おかしいなぁ

ただの仲良い友達…
好きな人でもないのに
……本当に?
そこまで考えて、思考を止めた

ガチャ、とドアが開く音
紅海は反射的に立ち上がった

湯気をまとったまま、五条はタオルで髪を拭きながら浴室を出た
静かな部屋に、ただ姿勢を正して紅海が立っている

五条は一瞬だけ動きを止めた
別に待たなくていいのに
「寝ててよかったのに」
いつもの調子で軽く言う

でも内心は少し違う
待っててくれて、ホントかわいすぎる

紅海は小さく頭を下げた
『悟、ごめんね』
予想外の言葉
「え、なにが?」
『酔って引き止めちゃって…反省してます』
言葉が途切れ途切れになる

五条はそこで理解する
紅海が、めっちゃ反省して、へこんでる
普通、こういう状況では、有った事、うやむやにして
はぐらかしたりするんだけどなぁ…
でも彼女は違う…ちゃんと考えて、ちゃんと責任を感じて、真っ正直に謝る

それが妙に可笑しくて、同時に胸の奥が静かに柔らかくなる
「別に大丈夫だよ?」
本音だった…
むしろ、帰りたくなかったし、ついでに言うならラッキーとまで思ってる
紅海はまだ納得していない顔をしている
『しかも、着替えとかないのに、シャワー勧めちゃってるし…変な事ばっか、やらかしてるかも』
「ぶっ!いや、逆に男物の着替えとか用意してたら
そっちの方がショックだよ、ほんと紅海って天然だよね」
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