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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第24章 憧れと二次会


東京駅
紅海は背筋を伸ばし、少し弾む気持ちで待ち合わせ場所で待機をしている
制服姿の少女が視界に入ると、自然と笑みがこぼれた

「紅海ちゃん!」
『野薔薇ちゃん!元気だった?制服似合ってるよ!』

「まぁね」
素っ気ない態度だが、紅海に褒められて内心喜んでいる
野薔薇の顔は、初めて出会った頃よりもすっかり大人びて
よりたくましくなった、まっすぐな芯はそのままだ
紅海は彼女の成長を感じつつも、どこかほっとした気持ちになった
釘崎を五条達、一年組の待ち合わせ場所へと案内する

東京の雑踏を歩いていると、何人かのスカウトが現れる
「お姉さん、モデルとか興味ない?うち、アイドル部門とかも有るんだけど」
声をかけられたのは紅海だ
『えっ、私、モデル?…プラモデルなら興味有りますね、あとミニ四駆とかも…』
周りで釘崎がうろうろしてアピールしている
「いやいや、そうじゃなくて、アイドルとか芸能界に興味有りますか?」
『芸能界…アイドルとかよりは、アニメとか声優さんの方が詳しいんですけど…何かのアンケート?』

「いや、え?この子、何って言ったら通じるの?」
なかなか噛み合わない!

その間にもアピールを続ける釘崎
「ここで挫けたら敗けだ!名刺だけでも貰ってくれないかな?」
紅海に名刺を差し出すが…紅海は困惑している
野薔薇は臆せず、自分を押し出すように前に立った
「私は?私!!私とか!」

紅海は微笑みながら、その勇気に感心する
玉砕しても全然倒れない…
こう言うところ尊敬するなぁ

紅海は釘崎の事を妹のように愛らしいなぁと、見つめる

やがて、五条達と合流する時が来る
「じゃ、ここまで、別の任務があるから」と
皆に告げ、少しだけ間を置いて別れる
心の中では野薔薇が東京でどれだけ頑張れるかを思い巡らせていた

「紅海、ありがとね」
去り際の紅海に手を軽くあげて五条が声をかける
紅海はピョンとひと跳ねして軽く手を振って行った
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