第3章 はじめましての訓練
こうして“コピー能力の本当の条件”が判明し、
ホークスとの絆はさらに深まっていった。
公安はすぐに特別訓練計画を作成し、
のコピー能力を安全に扱えるように、
ホークスとのペアトレーニングを正式化する。
ホークスはその資料を見て笑う。
「へぇ……オレとほぼ毎日一緒だってさ。
重役出勤だな、ちゃん」
「むぅ……もう、からかわないで!」
「だって照れると可愛いじゃん」
「もう!ホークス!!」
そのやり取りを見ていた委員長は肩を竦めながらも、
どこか安心したように呟いた。
「……あの子にはやはり君が必要だな、ホークスくん」
ホークスは羽根を揺らし、照れくさそうに笑った。
「オレも……あの子がいると、背負ってるものが軽くなるんですよ」
その言葉を、は知らない。
けれどこの日を境に、
は“仲間を守るための力”を持つ者として大きく成長していくことになる。
そして同時に——
ホークスとの絆は、もう切れないほど深く結ばれ始めていた。