【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】
第12章 Triangular Midnight
この一線を超えたら、もう2度と戻れないと分かっている。
仁美の手は彼を止めようか迷っているようにシーツを強く握っていた。
その仁美の手が見えて、研磨はその手に触れると指を絡めた。
そしてゆっくりと仁美の中に入っていく…。
「っ!」
鈍い痛みが下半身を襲って、仁美は思わず研磨の腕を掴んだ。
「……痛い?」
「あ……うん…。」
「…入りそうだけど、このまましていい?」
研磨の腕を掴んだ手が一度強く掴まれる。
その後、仁美はゆっくりと頷いた。
研磨は仁美体を屈めて仁美にキスすると、体重をかけてそのまま仁美の中に入っていった。
「っいっー…っ。」
「……はぁ…仁美…。」
ポロッと流れた涙を唇で拭った。
「…もうちょっとで、全部入る…。」
「…うん…。」
二人で一つの作業をするように、ゆっくりと絡み合った。
少しずつ揺れる研磨の肩に、仁美は額を押し付けて痛みに堪える。