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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第79章 翻弄される日々〜冨岡義勇【R18強強】


​義勇としのぶは結局ゆきが眠る隣で寄り添いながら夜を明かした。

しのぶは、乱れた髪を軽く整え義勇の方を見た

​「冨岡さん、私はこれから任務に向かいます」

​部屋の隅でまだ眠り続けるゆきを見た後、しのぶは義勇の耳元で囁く。

​「滞在中、彼女と同じ部屋で過ごすのでしょう?お願いです、ゆきさんには指一本触れないでください。嫉妬しちゃいます。」

​そんな言葉を残し、しのぶは部屋を去った。

一人残された義勇は、自分の掌を見た…。

掌にはまだ、しのぶの肌の感触が残っていた。
ふと眠るゆきに視線を向けた。
胸が締め付けられる…。

​暫くたち日が完全に昇った頃、ゆきが目を覚ました…

​「…ん…」

​「気がついたか?」

​義勇の声に、ゆきがゆっくりと目を開く。

熱は引いたようでゆきの意識ははっきりしていた。
そんなゆきが、見た光景は…

布団にも入らず、すぐ傍らの畳の上で座ったまま夜を明かした義勇の姿だった。

​「義勇…さん? ずっと、そこに…?一晩中?」

ゆき​はずっと夜通し座ったままでそこに居てくれたと思い申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

一方義勇は…昨夜ゆきのすぐ隣でしのぶと唇を重ねた事…肩を抱いて寄り添い夜を明かした事を知られてはいないか心配だった。

​「顔色が良くなったな」

​「あの、義勇さん」

ゆき​は起き上がると、真っ直ぐに義勇を見つめた。

その澄んだ瞳は、義勇の隠し事をすべて見透かされているかのように思えて…何を言われるのか?と義勇の鼓動が早まっていた…

​「この休暇が終わったら…改めて、継子を辞退させてください」

継子の話か…えっ…?

​「また、その話か」

「だって義勇さんには私はもう必要ないでしょ?弱く何もできない私なんか…私の事好きじゃないなら邪魔者ですよね。だから…もう…義勇さんの前から去ります。継子も解消した方がお互いに、いいと思いますし」

「落ち着け」

ゆき…違う…そうじゃない…何故いつも勝手に解釈してしまうんだ…

お前が、曖昧な態度を取るから俺は耐えきれずに…胡蝶に揺らいだだけで…必要ないわけないだろ…

お前が継子を辞退するのは嫌だ…

嫌だ…絶対に…

俺にはお前が必要だ


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