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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第77章 私は誰が好き?〜時透無一郎 冨岡義勇 不死川実弥 【R強】


「時透…こんなに酔っているゆきを自分のものにして嬉しいか?後で、こいつが酔いが冷めた時に酔っているうちに、抱いたお前をどう思うかわからないか?」

義勇のその言葉に無一郎も、ふと我に返った。

「今夜は俺の部屋で面倒を見る。」

「…何もしないでよね…。」

「ああ…」

義勇は、ゆきを横抱きにして部屋へとつれていった。

騒がしい夜は過ぎていきやがて朝を迎えた…

朝の光が差し込む部屋…

ゆきは混乱と後悔で頭を抱えた。

ズキズキと響く頭痛は、慣れない深酒の代償にしても重すぎる。 

​どうして……不死川さんの横で飲んでいたはずなのに……。

​昨夜の光景が断片的に脳裏をよぎる。

しのぶと親しげに話す義勇の姿に、なぜか嫉妬を覚えたこと。

当てつけのように杯を煽ったこと。

しかし、肝心の「その後」が真っ白なのだ。

​ふと横を見れば、義勇が壁に背を預けたまま、座り込んで眠っていた。

布団にも入らず、ただゆきを見守るようにして一夜を明かしたことが見て取れる。

その端正な寝顔を見つめていると、不意に義勇の瞼が持ち上がった。

​     「…起きたか」

    「ぎ、義勇さん…! あの、私…」

​慌てて弁明しようとするゆきを制し、義勇は静かに立ち上がると、卓に置いてあった水の入った湯呑みを差し出した。

​「酷い顔をしている。まずはこれを飲め。…昨夜のことは、何も覚えていないのか?」

「は、はい…。」

義勇は、少し顔を赤らめながら立ち上がった。

「そ、そうか。帰る支度をしろ…」

「あっ!はい」

廊下に出た義勇は、昨夜部屋にゆきを連れてきた時の事を思い出しまた顔を赤くした…。


〜〜〜昨夜〜〜

「ゆき…そろそろ離れてくれ…」

​義勇の声は、困惑と近すぎるゆきに心揺れていた。

​薄暗い部屋の中、ゆきは義勇の胸板に顔を埋めるようにして、しがみついて離れない。

ゆきの隊服の隙間から溢れる体温が直接伝わってくる。

​ふと義勇が視線を落とすと、心臓が飛び出しそうになった。

ゆきの隊服のボタンは、胸元のひとつだけが辛うじて留まっている状態で、あとのボタンはすべて外れてしまっている。

その無防備な姿に、義勇の視線は泳ぐ…。

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