第37章 決勝の行方
「ンン…ッッ」
「声、なんで我慢してんの?」
「…だっ…って…、ンァ…」
「我慢できねぇくらいにシないとダメ?」
「それは…ッ…」
「…クス…煽ったの雅だからな?」
そういえばガクガクと震える足を見ても舐めるのをやめようとしない加賀。ビクッと腰が震えてもなお、舐める舌は収まるどころかナカに侵入してきた。
「…ンァア…城…ッ」
「ん?」
「も…ぉ…ンァ…無理…」
「無理って言ってもやめねぇよって言ったけど?」
話すたびに吐息が秘芽をかすめる。それだけでぴくっと震える体を見て、加賀は体を起こす。
そのまま背中を冷蔵庫に抑えたまま、指をナカに進める。
「…ァア…ンァ…」
「もっと欲しいって吸い付いて来る…」
「だ、って…」
「でも、ココだと付けるもんねぇんだ」
「…ッッず、るい…」
「何がだよ…」
指を抜けばペロと舐め、抱き上げればすぐに寝室に連れていく。どさりと下ろせばすぐに組み敷く。
「…すげぇ顔…」
「…ひど…ッ」
「ちげぇよ、エロいって事…」
そう言ってズボンをおろせば加賀は引き出しからゴムを取り出し、手早く付ければ両足を一気に持ち上げた。
「…始め、から…ン…それ…」
「優しくしてほしくねぇんだろ?」
「だからって…ッッァア…」
「大丈夫、なじませなくても十分とろっとろだから…」
そういえば宛がう一物をグッと奥に押し込んだ。雅の顔は一瞬歪むものの、それでもすぐに息を吐き出した。
「…ナカ、めっちゃ熱くなってんじゃん…」
「だって…城が…ジラ、すから…」
「そう?」
ニッと笑えば加賀は初めから飛ばす様に腰を抱え込んでピストンを繰り返していった。
「…やべ…ッッ」
「…いっぱい…出して…」
「ッッ…だから…煽んなって…」
必死に理性を保とうとするものの、眼下に見える雅の顔がただかわいくて…優しくしなくてもいいと言われているにも関わらず、ただ愛おしく感じて居た。