【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第2章 「咲きて蕩けし、夜の花**」
「っ……ぅ、ん……」
奥を擦るように抜けていく感覚に、思わず小さく声が漏れた。
敏感になりすぎた内壁が、微かな刺激にぴくんと跳ねる。
やがて、ぬるんとした感触のまま彼が完全に離れる。
は、何とも言えない虚脱感に包まれながら、ぺたりとベッドに沈み込んだ。
(……これで、一回目……?)
(こんなに……もう動けないくらいヘロヘロなのに……っ)
とろけた頭でそう思いながら、そっと五条を見上げる。
彼は避妊具を丁寧に外し、ティッシュにくるんで捨てながら――
すっと引き出しを開けて、新しいパッケージを取り出そうとしていた。
(……まさか、もう“次”の準備……!?)
の思考が、一瞬で現実に引き戻される。
(……ほんとに、まだするつもり……?)
じんわりと熱が残る体をどうにか動かし、はシーツに頬を埋めたまま、脚だけで身体を引きずるように前へ這い出そうとする。
腕はまだ、後ろで縛られたまま。
バランスをとることもできず、肩を軸に、足先でじりじりと前に進む。
頼りない動きだったが、それでも必死だった。
(せめてベッドから、降りられたら……!)
乱れた髪が顔にかかり、浅く早い呼吸だけが部屋に残る。
そんな彼女の背中に――ふっと、低い声が落ちた。
「」
背後から落ちた声に、の身体がびくりと跳ねた。
「っ……!」
「なにしてんの?」
が顔を上げるより早く、
五条の手がするりと伸び、浮いた腰を優しく、しかし逃げられない強さで掴む。
「悟さんっ、お願い、ちょっとだけ……休ませて……っ」
囁くような懇願。
けれど――それが言い終わる前に。
「……だーめ」
低く、甘く、耳元に落ちる囁き。
その直後――
ぐん、と容赦なく突き上げられる。
「あ――っ……あああっ……!」
押し込まれるというより、突き刺さるような強さ。
シーツに頬を埋めながら、はただ甘く声を漏らすしかない。
「やっ……! だ、め……そんなっ、強くっ……!」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と水音が室内に響く。
敏感な中を突かれるたびに、の身体がびくびくと跳ねる。