【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第2章 「咲きて蕩けし、夜の花**」
ぬちゅ、と湿った音を立てながら、奥の奥まで突き上げられる感覚。
「っ、ああっ……あっ!」
の身体が大きく跳ねた。
腰を掴まれ、抜けそうになるたびに深く押し戻される。
「ほら、ここ……きゅうって締めてきてるよ。自覚ある?」
五条の指先がの下腹に触れる。
押し込まれるたびに、そこがぷくっと膨らむのを、わざと見せつけるように。
「……どこまで飲み込めるのか、試してみよっか」
そのまま、ぐり、と角度を変えて――
敏感な場所を的確に、擦り上げるように突き上げてくる。
「っひ、ぃあ……っ!」
柔らかく深く、そのくせ一点をなぞるように――
「んっ、やっ、ああっ……!」
「ほら、ここ。さっきから何度もイきそうになってる場所。
……もう、ぐずぐずだよ? どこが気持ちいいのか、ちゃんと教えて?」
「……っ、ん、ぁ……っ、や、やだぁ……っ」
声にならない声。
震える唇からこぼれたのは、かすれた吐息と、涙混じりの甘い音だけ。
言おうとしても、うまく言葉にならない。
とろけた瞳で見上げるだけで、は必死に首を振る。
「言えないの? なら僕が言ってあげる」
耳元に唇を寄せて、囁く。
「は、奥を突かれて、やらしい言葉かけられながら、見られてイくのが好きなんだよね」
「っっ……あ……!」
恥ずかしさと快感が、一気に込み上げる。
呼吸もできないほど、頭の中が真っ白になった瞬間――
ぐんっ、と深く、強く、
五条の腰が一度だけ、鋭く沈む。
「ふぁ……あっ、あああっ……っも、もぉ……っイくぅ……っ!」
全身が跳ねる。
奥の一点を、正確に抉られた衝撃。
引き絞られた弓のように、声も、意識も、弾け飛ぶ。
びくびくと小刻みに震えるの身体を、五条はしっかりと腕の中に抱えたまま、
じっと見つめていた。
「……可愛い」
呆けたように潤んだ瞳。
途切れ途切れの呼吸、熱を宿した肌。
すべてが、彼の目に焼きついていく。
頬に触れた手が、ぴくりと震えた額の汗を拭う。
その優しさに、がかすかに身を寄せたのを見て――
五条はふっと微笑んだ。
「次は……僕の番、ね」