第8章 7章
カフェ
「え、言ってないの?」
脚本の進捗状況と近況会?みたいなので足立兄弟と茶をしばきに誘われてだるい身体に鞭うってカフェに参上していた
「つーちゃんとりんのことだろ?んな事小野先生に言うわけない。…あ、りんが言ったんじゃないの?面識あんだろ?」
「いや、面識あるって。挨拶程度だよ?」
「…え?だって小野先生りんがインティマシーコーディネーターの資格持ってることも知ってたよ?」
「え、、、そうなの?こわ」
なんだか私まで寒気がしてきてしまう
もう怖すぎてその先の[おパンツ事件]なんて言い出せなくなっていた
「あれ、でもりん確か取材かなんかでよくその資格の話はすんだろ?それで知ってたんじゃねーの?………いや。でもおかしいな。」
突然考え込むたけちゃん
「俺、言ってない」
「いや、だからそれさっき聞いたって」
呆れ顔になるりんになんか泣きそうなたけちゃん
「ちがうよぉ。俺言ってないの!!」
「だから聞いたって!助けてつーちゃん。」
なんか縋りついてるのを引き剥がそうとしてる
「俺ぇ。りんと兄妹だって言ってない!俺のことも助けて!つーちゃん!」
ガシッ!!と手を掴まれる
手汗でベタついててキモい
でもそんな事より先の発言で余計鳥肌が立つ
「…………ねぇ。この案件って小野先生直々のオファーだよね?」
「そうだよぉ!直接突然連絡きたの!つーちゃん冷静すぎてつーちゃんも怖い!」
何故なんでも怖がる
「てことは事前に調べられてたんじゃない?…だってよく知りもしない人に舞台の脚本が良かったからってだけでオファーするのは警戒したんじゃないのかな?」
「まぁ、確かに?言っちゃあれだけど。私達界隈だと裏切りはお遊びだと思ってる人はザラだしね」
そう。
悲しいかな
身体を売る系統のお仕事はとてもそういうのが多いのは事実
そうじゃない子ももちろんたくさんいるけれど
2人で、確かにねー。と納得してるのにたけちゃんは未だにビビり散らかしてた
実際にはそれだけじゃない気もするけど
仕事関係のみしか調べられてないことを祈りたい