第8章 7章
「あれ、今は一人暮らし?」
そう聞いてしまうのは時々謎の美女やらりんの性癖ど真ん中のこれもまた謎のおじさんを囲っていたりするからで
「うん♪今は。…あ!でも最近彼女できた」
ニッコニコ笑顔で言うりんは性癖と恋愛は別物だと語る
流石?元AVの女王
「そうなんだ。…あーもー。だめだ眠い」
睡眠欲が著しく欠乏しているからそのままソファに突っ伏した
「あー!だめだめ!つーちゃん!ちゃんと部屋着着て寝なさい!帰り皺くちゃになるよ!」
せっせと部屋着を持ってきてもう半分寝かけてる私の服を脱がしてくれるりんママが上の服を脱がして手が止まった
「………ねぇ。つーちゃん。つかぬこと聞くけど」
「うーん?」
もう眠いです。
「これ、誰につけられたの?」
とん、と丁寧に整えられてる爪先を私の鎖骨あたりに触れる
「ぇー?なのことぉ?もう眠くて。目開かない」
「つーちゃん最近ヤッた?」
「やった?……え、なにー?」
もうなんだか言ってる意味がわからない
「キスマ。付いてるけど」
キスマ?
えー。
秋くんは普段からつけないし
「違うんじゃないのぉ?もう眠いから後でいい?」
「う、うん。わかった。……ほらほら!ちゃんと下も着なさい!」
テキパキと部屋着を着せられて
深い睡眠へ
りんが微妙な顔をしているとも知らずに
続く