第8章 7章
「あの!返していただく事は」
「うーん。どうでしょう」
それだけしか言ってくれない
「どうしたら。返してくれますか?」
「フフ。交換条件を提示すると?」
うう。なんて意地悪なんだ。
「あの、、やっぱりからかってますよね?」
「そうですね。貴女が可愛くて。つい」
酷すぎる
喪女を弄んでる!
「小野先生。私経験がなさすぎて。どういった対応をしたら良いのか分かりませんが。……本当に返してください。恥ずかしいです」
「フフ。……分かりました。では。クイズを出しましょうか。それに正解したら貴女に返しましょう」
クイズ?
もう藁にもすがる思い
「お、お願いします!」
「ふっ、、、では、昨夜貴女は私に抱かれたかどうか」
「……へ?」
まさか
そんな事
慌ててお股に手を這わせる
「あー。今弄って確かめてますか?大丈夫ですよ。もし行為があったとしても私は勝手に中出しなんてしないですから。するなら貴女を快楽に落として懇願していただいてからが良いと思ってますから」
「なっ?!」
なんて卑猥な!
自分のことを思いっきり棚に上げて顔が赤くなる
「……それで?お答え下さい」
部屋には入ってないらしい
服は
乱れてない(パンツ以外)
一応お股に這わせた手の匂いを嗅いだが
それらしい匂いはしない(秋くんの精子しか知らないけど)
どっちだ?
「………してない。です」
身体の異常と言ったら二日酔いくらい
パンツのおかげで全て吹っ飛んだけど
「………正解です」
最後にまたフフ。と笑う小野先生
「良かった。…では。返していただけるんですね!」
「ええ。もちろん。…ただし。お付き合いいただきたいことがあります」
「え、クイズに正解したら返していただけるんじゃ…」
「せっかく。貴女の弱味を握れたんです。これくらい安い物ですよね?…返して欲しいんですよね?椿さん」
思わず生唾を飲み込む