第12章 ・克己(注…R18)
(……あのオッサンがいなかったら、おれはとっくに……色んなものに、負けてただろうな……)
ゾロは一旦動きを止め、彼女に訊いた。
「おいリリム……淫魔ってのは、男の精をエネルギーに変えるだけなのか?ガキは出来ねえのかよ……」
「……大抵はそうよ。若さと美を保つ為に……子孫を残す時は強力な魔力を使う事になるから、滅多にないの……なんで、そんな事を……?」
「……流石に、ガキが出来ちゃ、ヤバいからよ……」
「それは心配しないで……大丈夫だから……」
ゾロは『死』を齎す存在……万一、子が出来ても、それは死産を意味する。
何れにせよ、女の中で精を放つと言う行為は、避けたかった。
だがリリムは純粋に、男の……ゾロの精を欲しているだけだ。
彼は彼女の目を見詰めながら、言った。
「判った……一滴残らず流し込んでやる……!」
そう言い彼女の腰を浮かせる様にしっかりと掴むと、最奥を強く突き上げた。
一番弱い所を責められ、流石のリリムも悲鳴を上げる。
「あああっ……!ダメッ、そこ……良過ぎちゃうっ……!!!」
「おい、あんまり声出すんじゃねえ……隣に聞こえるだろ……!」
ゾロは少し怒気を含んだ声で言った。
彼女の太腿や腰を掌で軽くビシビシと何度も叩く。
軽い痛みが、快楽に変わる。
リリムは苦悶しつつ悦び口端を上げ、自ら腰を動かした。
ゾロは少々サドの気があると言っても、流石に女を叩いて悦ばせると言う性癖はない。
「叩かれて嬉しいのか……腰が動いてるぜ……ド変態かよ、お前は」
ゾロは呆れつつも口端を上げ、言葉と巧みな腰使いで、彼女を責め続けた。
時に小刻みに、時に強く、ゆっくりと……時折乱暴な言葉を吐き捨てつつ、たっぷり時間を掛け、女を何度も何度も狂わせる。
「……おれが満足する迄、お前をイヤって程『地獄』に堕としてヤるぜ……」
ゾロは不敵な笑みを浮かべる。
太く硬い男の先端が、女の最奥を容赦なく攻撃する。
達する度に、彼女の腰は幾度となく震え、跳ね上がった。
互いの体に汗が流れ、更に息が荒くなる。
彼は彼女の体に自身の体と結合部を更に密着させ、激しく最奥を攻撃する。
ゆっくりと腰を引き、また一気に最奥目掛けて突き入れ、奥を突きつつ腰をグラインドさせ……その度に粘り気のある水音が、部屋に響いた。