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ラストラインを越えて

第28章 2度目の夏合宿


「そうだ、サブスクに観ようか迷ってたZ級映画あるんだけど、これから皆で観ない?くだらなくてもお喋りしながらなら楽しいかも……!」
「いいなそれ、ジャンルは?」
「サメとゾンビと殺人鬼!」
「クソ映画の予感しかしないわねぇ」
笑い声が階段の踊り場で弾ける。
愉しげな雰囲気に、思わずホマレも笑みを溢した。
「途中で寝落ちしそうだな~」
「いいじゃん、それも醍醐味だよ」
わちゃわちゃとしたはしゃぎ声がロビーから遠ざかっていき、やがて静けさが戻る。
蛍光灯は低い音を立てながら、人気のなくなったソファをぼんやりと照らしていた。









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