第29章 「善意の逆理 Ⅱ**」
薄い下着を足首まで引き下ろし、露わになった太腿の内側へ指を滑らせた。
僕だけが触れられる場所。
その熱を帯びた入り口に触れた瞬間、指がぬるりと濡れる。
呪力によるせいなのか。
僕の愛撫に反応したからなのか。
どっちにしても、僕を受け入れてくれているようだ。
すでにとろとろに濡れた割れ目を、指の腹でゆっくりと往復する。
指に愛液を馴染ませて、の中に中指を滑り込ませた。
「……あ、ぁんっ……!!」
の身体が、びくっと跳ねる。
繋いでいる手から、ぎゅっと強い力が伝わってきた。
(……熱い)
指を包み込む内側は、異常なほど熱を持って僕の指にまとわりついてくる。
(……ここに、僕の全部を沈めたら)
指だけでこんなにきついのに。
この後……僕自身が入ったら、どれだけ熱く絡みついてくるんだろう。
それも、今日はあの薄い膜すらない。
何の隔たりもなく、直接僕のものをこの一番奥へ。
想像しただけで、あそこにどろりとした重い欲が溜まっていく。
「、力抜いて。……もう一本、入れるよ」
ぐぷっと音を立てながら、人差し指も奥へ沈めていく。
「んっ、ぁ……、や、ぁっ……」
指の腹で内側の壁を押すように広げて、の突起の真下あたりをを擦った。
その度に、中はきゅうきゅうと締め付けてくる。
「……っ、あ、ぁあっ……!!」
の腰が、大きく反り返った。
(……ここ弱いもんね、覚えちゃった)
同時に、外側の一番敏感な突起も親指の腹でなぞってやる。