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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第29章 「善意の逆理 Ⅱ**」


(さて、どうするか……)


の身体をさらに、自分の胸に深く抱き寄せた。


とにかく、体内に残っているこの呪力を取り除かないと。


(……中和できれば一番早いんだけど)


正のエネルギーを流し込んで、負のエネルギーを相殺する。
それが一番確実だろうな。
だけど、は反転術式が効きにくい。



「……ほんと、面倒な身体してるよね、」



僕の正のエネルギーをどうにかして、の中に直接入れられないだろうか。


(術式がダメなら……あ)


ふと、ある手段が頭をよぎる。
それは、ひどく理にかなっていて。
もっと原始的な方法で――



「……いやっ、ん……っ」



僕は、の頬を両手でしっかりと挟み込んだ。
嫌がって首を振る動きを完全に封じ込める。



「ちょっとだけ、我慢して」



その吐息ごと塞ぐように、僕はの唇にキスをした。



「……んっ、ぁ……!?」



びくりとの身体が大きく跳ねる。
拒絶するように閉じられた唇を無理やりこじ開けて、舌を滑り込ませた。



「……んっ、く……」



が離れようとするが、頬を押さえて唇を塞ぎ続ける。


(飲んで……全部)


そして、の口内に僕の唾液を少しずつ送り込んでいく。


僕は他人に反転術式をアウトプットすることはできない。
でも、僕自身の体液になら、正のエネルギーを乗せられる。
それをに流し込めば――


やがて、コクリと小さな音と共に、がゆっくりと飲み込んだ。
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