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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第28章 「善意の逆理 Ⅰ**」


「そういえば、思ったんだけど……もし生徒が頼んだんだとしたら、荷物の宛先は学校じゃなくて、この寮に指定するんじゃないかな」

「それに……この寮に届く荷物って、全部事前に中身のチェックを受けなきゃいけないルールだし。怪しい種なんか届いたら、すぐバレちゃいそう」



言われてみれば、その通りね。
ここは全寮制。
生徒がプライベートな買い物をするなら、わざわざ学校なんかに届けさせる必要はない。



「となると、被害者の子が自分で頼んだとは考えにくいわね。誰かが荷物を受け取って、あの子に飲ませた……」

「飲ませたって……」



がごくりと喉を鳴らした。



「もちろん、まだ決めつけるつもりはないわよ。でも、その線も含めて調べる必要がでてきたってこと。宛先を堂々と学校に指定できて、しかも誰にも怪しまれずに小包を受け取れる人間。……教員か、学校関係者が怪しいわ」

「……やっぱり、細井先生が」

「今のところそいつの周辺を探るのが一番の近道ね」

「じゃぁ、もう一度あの準備室を調べに行かなきゃ」



本当に懲りないわね、この子は。
さっき危ない目に遭ったって言ってたでしょうが。


私はすかさず、にビシッと指を突きつけた。



「あんたはダメよ」

「えっ」

「もう、その細井って先生にバッチリ顔と名前、覚えられてんでしょ」



図星を突かれて、がうなだれる。



「…………はい」

「それに、そいつが犯人なら、怪しいものはもう準備室から移してるわよ」

「そ、そっか……」

「は、被害者の子がその細井と繋がりがあったかどうかを探って。寮で相部屋だった子とか、クラスの連中からうまく聞き出しなさい」

「うん、わかった。明日、頑張ってみる」

「私は私で、その先生について探ってみるわ」



これで、明日やることは決まった。
まだ確証はないけど、少なくともどこを探ればいいのかは見えてきた気がする。


作戦が決まって、私はベッドの上でぐーっと大きく伸びをした。 
時計を見ると夕食の時間だ。
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