第24章 「可惜夜に眠る 後編②**」
「しゃべっ……だめ、ダメぇ……っ」
「ん? なぁに?」
「ひぅっ……!」
聞き返す唇が動いた瞬間。
つんと、また突起に歯が的確に当たった。
「あ、やぁっ……! そこ、だめぇ……っ」
腰が跳ね上がって、シーツから背中が大きく反った。
先生、わざとだ。
絶対に、私がどうなるか分かってて喋っている。
(先生の、いじわる……っ)
先生がとびきり甘くて悪い顔をして笑っているのが、ちらっと見えた。
「は、はが……っ」
耐えきれなくて、先生に訴える。
「……歯?」
下から、不思議そうな声が返ってきた。
喋るたびに、また微かな振動が直接伝わってくる。
「あ、たる……っから……」
「ごめん。痛かった?」
謝っているのに、全然反省しているようには聞こえない。
謝る言葉と一緒に、ちゅうっと先端を吸い上げられた。
「っ――あ、ああっ……!」
びりびりと、きもちいいのが腰から背筋へと抜けていく。
(吸って……だめ、これ)
こらえきれず、足の裏が小さく反った。
すると、先生の大きな手がゆっくりとそこを撫でる。
(……やっ……そこ、っ)
足の裏のやわらかい皮膚を、先生の指が優しくなぞって。
吸い上げられる強烈な快感と。
足の裏を撫でられる、くすぐったくて甘い刺激。
「ひ、ぁ……っ、いぅ……っ!」
別々の熱が一度に押し寄せてきて、もう何も考えられない。
あそこがじんじんして痺れてる。
(あっ、これ……おかしくなる……っ)
私の限界が近いことを察したのか、先生は突起を一気に吸い上げた。
次の瞬間、甘く痺れるような快感が身体じゅうを走って。
「っ……あ、……せん……っ」
呼びたかったはずの名前は、最後までちゃんと声にならなかった。