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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第17章 「花は蒼に濡れる**」


(……わかんない……これ、なに……?)
 

押し込まれるたび、中の壁が擦れて痛みと違う痺れがじわじわと広がっていく。
体が自分のものじゃないみたいに脈打って、震えて、溶けそうになる。

 

「……っ、ん……ぅ……っ」

 

さらに腰の動きがさっきよりも深く、ゆっくりとした円を描くように変わる。


(……トントンって、奥叩かれてる)


そのたびに、子宮の奥の方がずんって揺れて、下腹の内側がきゅっと縮む。
先生の動きに合わせて、“なにか”がじんと震える。
 


「っ……あぁっ……やっ……!」

「、感じてる?」

 

耳元で囁かれたその声に、思わず首を振ろうとした。
ちがう、ちがうって、言いたかったのに――

 

「……ん、あっ……や……っ」

 

出てきたのは、そんな声じゃなかった。
熱のこもった、甘くて、泣いてるみたいな――
自分のものとは思えない声。


(やだ……やだ、止まって……)

 
甘く掠れた声が喉から零れる。
声を我慢しようとするが、動きに合わせて息が上擦ってこぼれてしまう。

 

「あ……っ、あ、ん……っ、せん、せい……っ」

 

肌と肌がぶつかる音が、部屋の中に微かに響いていた。
先生が腰を打ちつけられるたびに、
ぱちゅ、ぱん、ぬちゅ――
濡れた音と重なり合う拍動のリズムが混ざり合っていく。



「……ん、あっ、や……せんせ、だめ……っ」
 


その音がいやらしくて、自分がどれだけ濡れてるか、ぜんぶ聞かれてるみたいで。

 

「……っ、気持ちいいなら……ちゃんと言って?」

 

先生の声が耳に触れるたび、全身が痺れるように熱くなっていく。


(やだ……恥ずかしい……でも、もう……っ)


何を考えていたのかもわからなくなって、腰だけが勝手に浮く。
揺さぶられるたび、喉の奥から声が勝手に漏れて――

 

「んっ……あっ……っ、あぁ……きもち――」

 

けれど、言いかけた瞬間。
ずん、と奥まで押し込まれて――

 

「いっ……ぁ、あっ……!」

 

声にならない。
言葉のかわりに、甘く震えた声がこぼれる。

 

「……ごめん、」

 

耳元に落ちたその声は、少しだけ苦しげで。
でもどこか意地悪で。
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