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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第17章 「花は蒼に濡れる**」


「我慢できなくなっちゃった」
 


甘く囁かれたその瞬間、ごつん――と奥を突き上げられる。



「っ……あ゛っ……! や、あっ……」



痺れるような衝撃に、背筋が震えた。
口元がゆるんで浅く開いた唇から、声が漏れて止まらない。

潤んだ瞳がうまく焦点を結ばず、上気した頬に髪が張りつく。
身体の奥からとろけた甘さがあふれて、表情を隠す余裕なんてなかった。
 


「……その顔、好き」

「僕に気持ちいいとこ突かれて、ふにゃーってなってる顔」



恥ずかしいことを言われているはずなのに、お腹の奥が痺れるみたいに疼く。


(やだ……私、また……)


知らない感覚がどんどん広がっていく。
頭の中も体もふわふわして、何も考えられない。

 
そして、またひとつ深く押し込まれる。



「……っ、ひゃ……ん、んんっ……!」



その声を聞いた先生が、ふっと笑う気配がする。



「……かわいい」

「初めてなのに、僕に……いじめられて、かわいそー」

 

その意地悪な言葉さえ、体の奥に甘く響く。 



「や、あ……っ、やめ……」



弱々しく吐き出された言葉とは裏腹に、シーツを掴む指先は震え、それが――どこか、快感の波を待つようにも見えてしまって。


なのに先生の動きはまるですべてを知っているみたいに、
緩急をつけながら速く、深く、突いてくる。

 

「……イきそう?」



耳元で囁かれるだけで、熱がいっそう高まり足先まで痺れる。

 

「っ……あ、あ……や、っ……」



声が止まらない。


結合した箇所から、音がさっきよりも深く、重くなる。
ぱん、ぱちゅ、ずんっ……くちゅ、ぬちゅ、といやらしい音がリズムを刻む。
 

 
「……く……っ、……」



先生の息が上擦る。
眉を寄せて、私の中の熱に耐えるように目を細める。


(……先生も、気持ちいいのかな……?)


私だけじゃない。
先生もちゃんと私の中で感じてくれてる。

 
(……なんか……嬉しい……)

 
溺れそうなくらい苦しいのに、その想いだけは優しく浮かび上がってくる。

 
熱がどんどん奥に溜まっていく。
それはもう、手の届かない場所でふくらんで、今にも弾けそうで。
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