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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第17章 「花は蒼に濡れる**」


(……っ、痛っ……)


ぐ、っと押し込まれる。
まだほんの入り口――それだけなのに、まるで身体の中心をこじ開けられているような感覚。


息ができない。
自分の身体なのにどうにもできない。
壊れちゃいそう……本気で、そう思った。


痛みで涙がじわりと滲む。
気づかれたくなくて、ぎゅっと目を閉じようとしても、
瞼の隙間から零れていく。


先生もそれに気づいたのか、すぐに動きを止めた。

 

「痛い?」



そう言って、私の頬に触れた先生の手が涙を拭う。
その指が熱くて、優しくて、それが余計に胸に迫った。
 

私は小さく首を振った。
痛くない、って伝えたかったのに。
……でも、顔はきっと、うまく笑えていなかった。
 

そんな私の様子を見て、先生は一度中から抜こうとする。

 
(――やだ)

 
その瞬間、反射的に手が伸びていた。
先生の腕を掴み、必死に首を振る。

 

「……やっ、まだ……抜かないで……」

 

言葉が震えた。
それでも、言わずにはいられなかった。

 

「……痛いの、がまんするから……っ……奥まで……先生の欲しいの……」

 

羞恥で顔が熱い。
でも、気持ちは本物だった。

 
先生は驚いたように一瞬だけ目を見開いて、

 

「、そういうの……僕以外に言っちゃだめだよ」

 

掠れた声だった。
でも、どこか愛しげで、苦しげで、熱を帯びていた。

 

「ゆっくり、入れるから……」



そう言いながら、片手は私の腰の下に回り、
もう片方の手でそっと太腿を持ち上げられる。
柔らかな重みとともに、奥へゆっくりと慎重に沈み込んでいく。

 
(……ん、く……っ)

 
無意識に眉が寄った。
先生のものが奥へと進むたびに、逃げ場のない圧迫感がじわじわと広がってくる。

 

「……」

 

名前を呼ばれても、返事ができない。
唇を噛んでどうにか堪えるしかなかった。

 
シーツを掴んでいた手に力がこもる。
指先が震えながら、ぐしゃと皺を作った。



「……きつ……っ……」

「力、抜いて。……そんなに締めたら」

 

普段滅多に見ない、わずかに早い呼吸。
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